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社員番号1番のエンジニアが語る、最近の仕事や考えていること

社員番号1番の安倍です。最近なんだか「#駆け出しエンジニアとつながりたい」というタグをよく目にするようになりました。募集を探している方など、当社でエンジニアがどのような仕事をしているのだろう?と思っていらっしゃるかと思います。そこで今日は私の近況などを紹介してみたいと思います。

最近どのような仕事に携わっているか

2020年もいつの間にか8月中旬になっていた、という気分ですね。今年はPowerCMS Xを用いたサービスの実装に半年間携わりつつ、PowerCMS XやWordPressのプラグイン作成をするなどしていました。

  • PowerCMS Xのテンプレート実装・プラグイン作成(2020年1月〜7月)
  • PowerCMS Xで静的ページをn件ごとに分割するプラグインの作成(2020年3月)
  • グループ会社が提供するサービス(AI)と連携するWordPressプラグインの作成(2020年7月〜8月)
  • アップロードしたPDFをカテゴリ分けし、PowerCMSのPowerSearchプラグイン(Hyper Estraier)で検索するシステムの実装
  • 母校のウェブサイト更新(随時)
  • HTML/CSS/JavaScriptでサイトリニューアル時のコーディング
  • EC-CUBE 4.0の調整

PowerCMS Xのテンプレート実装は単純にテンプレートタグを埋め込むだけでなく、Vue.jsを用いたUIの作成なども行います。UIに必要なデータを出力するJSONを設計しつつJavaScriptも書いていくので、頭の中では様々なことを考えています。プラグイン作成も「どのようなロジックにすると目的の機能が実現できるだろうか?」と一生懸命考えています。2007年にWeb制作会社に足を踏み入れた時は「とにかくCSSが書きたい!」「HTMLを書くのが楽しくて仕方ない!」という気持ちでいっぱいでしたが、40歳になった今は「仕組みを考えること」の方が楽しいと感じます。

新規Webサイトの構築に携わることが多いですが、運用中のWebサイトに関わる仕事にも携わっています。現在はエンジニアが2名在籍していますが、構築時に携わった案件は運用もそのまま担当することが多いです。構築の時だけでなく運用フェーズでも継続してお客様からお声がけいただくと、信頼していただけているように思えてとても嬉しく思います。

※念の為記しておきますが、これは私の仕事例であり、新たに入社いただく方が皆携わっていただくものではありません。

「T型人材」でありたい

村山昇著、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン出版の書籍「働き方の哲学」P.128で紹介されている考え方で「ある特定の分野の知識・技能を深く持ち、かつ、さまざまな分野の知識・技能も幅広く持つ人材」と定義されています。以下の図も同ページから引用しました。
T型人材の解説図。Tの横軸は汎用的な知見・能力、横断的に統合する能力、一般教養、多様な社会経験、Tの縦軸は専門的な能力・知見である。クロス・ディシプリンド(タテとヨコに修練した)プロフェッショナル。

先程も書きましたが、2007年にWeb制作会社に足を踏み入れた時から一貫して「Webのフロントエンドに関する知識(HTML/CSS/JavaScriptとWebアクセシビリティ)を深めていきたい」という軸を持っています。しかし当社のような小さな会社だとそれだけではなかなかお客様のご要望にお応えできなかったり、作業をスムーズに進めることができなかったりするように感じます。例えば、Webサイトに掲載しているPDFファイルのダウンロード数を計測するにはどのようにすればよいのか?とか、PowerSearchプラグインで複数の条件を用いて属性検索を行うにはPerlでプラグインを書いてフォローしてやらなければならないとか、SSHでサーバーにアクセスして調査をしなければならないとか…。

軸を大切に持ちWebフロントエンドに関わる知識を深めつつ、サーバー構築・PHP・Perl・簡単な画像作成や写真加工・アクセス解析とWebに関わるさまざまな知識を身につけておくと日々の業務がスムーズに進められますし、運用フェーズで発生する様々な課題にも対応しやすくなると考えています。(Web以外の知識…お客様のビジネスに関わる知識などもきっと必要ですね。)

また「NoCodeでWebサイトが作成できる」など、Webを取り巻く環境は日々進化しています。そのような環境の中でも能力の幅と深さがあれば、「グループ会社が提供するサービス(AI)と連携するWordPressプラグインの作成」のように新たな価値を作り出す仕事にもチャレンジしていくことができると考えます。

公式ドキュメントなどを読み解く力を持つこと

「グループ会社が提供するサービス(AI)と連携するWordPressプラグインの作成」ではWordPressのブロックエディタ(Gutenberg)のカスタマイズを行いました。Gutenbergをカスタマイズし独自の機能を実行するボタンを追加するような作業ではきっとQiitaや他のWeb制作者の方のブログを探してもほとんど情報はないかと思います。普段から「Block Editor Handbook | WordPress Developer Resources」のような公式ドキュメントを読み解く力を身に付けておくことが大事だと考えます。HTML・jQuery・PHPなどで不明なことがあるときもまず公式ドキュメントや仕様書を確認するようにしています。高校時代勉強をサボったのでそれほど英語は得意ではありませんが、それでもなんとかやっていけるものです。また、公式ドキュメントを読んでも分からない時、海外の情報をあたってみるとサンプルコードが見つかるときもあります。
WordPressプラグインの作成をしているVisual Studio Codeの画面キャプチャ

技術を楽しむ。技術力で社会に貢献する。

「技術を楽しむ。技術力で社会に貢献する。」は私がWantedlyに書いている言葉です。やはり「楽しい」と思えないと長く続かないし良いアイデアも浮かばないかなと思います。私はGutenbergの仕様を調べたり、ES2015+でJavaScriptを書くのが楽しくて、休日も調べ事をしたり実験をしたりするぐらいです。時にはしんどいことやいやなこともあるかもしれませんが、できるだけ「楽しむ」気持ちを忘れないようにしたいと思います。

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