blogスタッフブログ
HOME > スタッフブログ > 採用活動 >フロントエンドの開発者として必要になってくる技術

フロントエンドの開発者として必要になってくる技術

フロントエンドの募集要項に「HTML/CSS/JavaScriptでの実装経験、MovableType、WordPressなどのCMS構築・カスタマイズ経験のある方」と記してありますが、普段の業務でどのようなことが最低限必要になるのか、少し深掘りしてみたいと思います。

HTML/CSSについて

Webに関わる以上、切っても切れない関係にあるのがHTML/CSSです。フロントエンド技術者の方だけでなくWebに関わるあらゆる職種の方に学習しておいて頂きたい技術です。

HTMLはセマンティクスを考えて要素(h1 / h2 / p / etc)を選択しマークアップできることが必要になります。見た目に囚われることなく、そのコンテンツがどのような意味を持つのか?を考えることは非常に重要です。これを読んでどういうことだろう?と不安になった方は森田さんが公開されているスライド「マークアップの最適解を見つけ出す方法 in Frontrend Vol.9」を確認してみてください。

CSSについてはBootstrap等のフレームワークを利用せず、ゼロから書くことがほとんどです。ICS MEDIAさんが公開されている「HTMLコーダーにとっての2020年 アンケート結果から分析するイマドキのウェブ制作」の「Bootstrapは使っている?」の質問結果にも表れているとおりです。フレームワークを使わずにレスポンシブWebデザインのページを設計できる力が必要になります。CSSはシンプルながら奥深い世界なので、ピクセルグリッドさんの記事にある「CSSの設計 - 枠とモジュールで考える」のような考え方も必要になるでしょう。社内ではSassを利用しますが、Sassはもう皆さん普通に知っているのかなという気がしています。

見出し・段落・リスト等のマークアップがしっかりできた上で枠とモジュールに分けてCSSが設計できると、スムーズにコーディング業務に入っていただけると考えます。なお、どのようなサイトを制作しているかは制作実績を参考にしてください。もちろんここに載っていない制作も多数あります。

JavaScriptについて

Webサイトを構築していてJavaScriptを使わないケースはないでしょう。ハンバーガーメニュー、スライダー、アコーディオンなど、さまざまなUIでJavaScriptが使用されています。JavaScriptは上達するほど携わることができる仕事も増えるのではないかと思います。とはいえ、初学者の方がいきなりjQueryを使わず書くというのもとてもハードルが高いのでは?と思います。jQueryとjQueryプラグインでハンバーガーメニューやスライダーの実装ができる、というのがひとつのステップになるかと思います。ただ、仕様やデザインを再現する過程でどうしてもオリジナルのコードを設計する必要があるケースも多いな…とも思います。

CMS(Movable Type・WordPress・PowerCMS)

お知らせの投稿等、お客様が自分でWebページを更新したいというケースは多く、CMSに関わる機会はないと言っても過言ではないでしょう。Web制作の経験が浅い方の場合は恐らくWordPressを利用した案件から携わって頂くことになります。当社ではWordPressも既存のテーマではなく案件毎にオリジナルのテーマを作成してきましたが、今後はTinyMCEが廃止されブロックエディタ(Gutenberg)のみになるような計画があったり、効率よく作るにはどうするのが良いかという話があったりし、既存のテーマをカスタマイズするような方向になる可能性もゼロではありません。いずれにしても、テンプレートを作成したり、プラグインを導入して機能を実現したりする力が必要になります。(SBクリエイティブ株式会社の書籍「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書」が分かりやすく理解度を測る指標になりそうでしたが、最近は改訂版がもう出ていないでしょうか…)

Git

PowerCMS Xのプラグイン開発をする、WordPressのプラグイン開発をする業務に関わると必須になりますが、それ以外の場合は「できれば使えた方が良いかな」というレベルでしょうか。というのも、当社では一つの案件を一人の人がずっと担当するケースが多いためです。ただ、いつどのようなことが自分の身に起こるか分かりませんし(病気になるなど)、稼働状況に合わせて誰でも案件が担当できる状況になっていることもすごく大事だと私は考えており、Gitでコードを管理・共有するというのは必要不可欠になると考えています。「過去に掲載してたコンテンツをリライトして再度掲載したい」という時などにも便利ですね。

まとめ

ここまで書いてきた技術を習得していくだけでもとても大変な努力が必要になると私は感じました。ハードル高いですね…。今できること・これからチャレンジしたいこと・入社したらやらなければならないこと、この3つを相談することになるでしょう。Will・Can・Mustの3つの輪ですね。

ちなみに私はWeb制作業界に足を踏み入れる前、ひたすら知人のサイトを制作していました。ディレクション・デザイン・コーディング・アクセス解析等が一通り経験できますし、そのまま制作実績にすることもできます。おすすめしたい勉強法のひとつですが、サイトを作らせてくれる人に巡り会うというのも一つの運で少々難しいでしょうか。

最近の記事

カテゴリ

アーカイブ

スタッフ別