もう冬ですね、秋はどこに行ったのでしょうか。
みなさまお元気でしょうか?LABの小山です。
昨日11月16日(木)、以前に告知させていただいた福山市医師会様主催のITフェアに出展させていただきました。
多くの企業が参加しており、非常に良い経験になりました。
今回は実際に参加してみての感想を書いていきたいと思います。
ITフェアについて
まずは今回参加したITフェアについて簡単にご紹介いたします。
開催名は「福山市医師会ITフェア~医療DXを加速する~ 」であり、福山市医師会様主催の元、三吉町の医師会館にて開催されました。
主に医療関連のシステム・電子カルテやセキュリティ関連・自動精算機などの展示・説明会を目的とした展示会であり、自社も出展を行いパンフレットの配布・WEBサイトの無料相談会などをさせていただきました。
こちらは自社の展示の様子になります。
これまで展示会に出展したことがなかったため、テーブルクロスはデザインから作成しました。
ミニセミナーについて
当日はミニセミナーも2つ開催されておりましたので、そちらの内容を少しご紹介したいと思います。
「電子処方箋の現状と今後について」
ウィーメックス 株式会社 様
まず初めはウィーメックス株式会社様によるセミナー「電子処方箋の現状と今後について」です。
現在、紙で行っている処方箋を電子で実施する仕組みであり、患者様同意のもと、薬剤情報や処方結果・調剤結果の内容を閲覧でき、さらにデータを活用することで重複投薬などの確認が可能になるといった画期的な取り組みです。
なお電子処方箋は、国のデータヘルス改革プランの一環で、マイナンバー制度などの既存インフラを最大限に活用し、デジタル化を通じた強靭な社会保障の構築を目的としています。
電子処方箋自体は令和5年(2023年)の1月26日(木)から運用が始まっており、11月5日時点で全国の病院・診療所・薬局で9,507施設、福山市でも21施設の運用が始まっているようです。
処方箋が電子になることでオンライン診療や服薬についての指導の向上も期待できます。
また、電子処方箋になることで遠方に移動する時も同じ薬をもらうことができると考えると、非常に良いサービスに思えますね。
「離島・へき地医療におけるITツールの活用について」
セコム医療システム 株式会社 様
次に紹介するのはセコム医療システム株式会社様の「離島・へき地医療におけるITツールの活用について」です。
今回の取り上げられたのは三重県鳥羽市の離島、神島・答志島・菅島・坂手島の四島です。
近年の人員不足により、離島の診療所の維持が難しいことが問題となっており、さらに診療所のお医者様は常駐ではないため、台風などの災害時に船が止まった場合、診療所もストップしてしまいます。
そういった問題に対処するために採択されたのが、『セコムOWEL』『セコムVitalook』などのICTを利用した「バーチャル鳥羽離島病院実証プロジェクト」です。
鳥羽市の離島4島の診療所と本土をオンラインで繋いでデータを共有することで、お医者様が常駐しなくても必要な診療が受けられます。
私自身が高校時代を瀬戸内海の島で過ごした身としては、このプロジェクトはもっと広まるべきだと感じました。
また島だけでなく山奥の集落にも同じように実施することで住民の方の安心安全を担保できるのではないかと感じました。
参加してみての感想
このような私自身も展示会に参加するのは初めてでしたのでかなり緊張しました。
しかし、いざ始まってみるとただ重く考えすぎていただけで、「これはどういったサービスですか?」と質問すれば丁寧に説明してくださり、名刺も交換していただきました。
医療に関するITといっても多種多様で、AIを利用した問診や自立型のパーソナルロボット、データをクラウド上にアップする監視カメラに事業者向けの蓄電器など、多くの目を見張る展示物があり見ていて楽しかったです。
また配布物も多くいただき、いつか再度出展する際には参考にしたいと思いました。
今回は医療についてがメインでしたので普段とは違う業界の様子を見ることができ、「電子カルテ」という項目でも紹介の仕方によってはそれぞれ違いがあることを知ることができました。
ただ今回、積極的に行動できなかったのが反省点です。
そのため今後も同じような展示会に参加する際にはもっと積極的に動けるよう頑張っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ
準備時間の時の会場の様子です。