この2か月ほどの間に知り合った方からWebサイトに関する不満をたくさんお聞きしました。
- 作ってもらってお金は払ったけど気に入らなくて全く使っていない/公開さえしなかった
- 自分で更新できるはずだけど使い方がわからない
- 肝心なところが自分で変えられない
- 希望したキーワードで検索しても全然出てこない
よくよく話を聞いてみると、その業者の力量なのか方針なのかはわからないけれど、説明不足のまま強引に進めているケースが多いです。
わからない方は何を聞いたらいいのかもわからないし、ほとんどが知り合いからの紹介や、同じ会のメンバーとして知り合って、「プロだから任せておけば大丈夫だろう」ということで、詳しい説明も受けないままどんどん業者のペースで進んでいって、後戻りできない状態になって初めて、「自分が求めているものと違う...」と気づいて、泣き寝入りしているパターン。
サイトをつくろうと思うと、安くても20万〜30万円はかかるし、コミュニケーション不足というにはちょっと重い問題です。
LABでは社内ルールのひとつとして『知識がある方が歩み寄る』というのを掲げているのですが、上記のような事態を防ぐためには社内に限らず、お客さまとの間でもそうしていくべきだと思っています。
先日再会した友人が「ちょっと前に知り合った人にホームページ作ってもらったー!安かったし!」と言っていたので、「どのくらい反響ある?」と聞くと、アクセス解析なども入れておらず、特にお問い合わせもないし、効果は感じていないとのことでした。
検索にも引っかからず、ほとんど見てもらえないようなサイトだとしたら、たとえ10万円だとしても高い気がするのですが。。。
商売となると自分に都合の悪いことは隠して契約を取るまでは頑張る、という業者もいるようですが、長くお付き合いしていこうと思うと、限られた予算や時間の中でお客さまにとってベストな方法を提示して実践していく誠実さが問われると思うのです。
結果的にそれがお客さまのためであり、自分自身のためにもなる。
win-winですよね。
ただ、そのためには常に自分達の知識や技術を磨いていく必要がありますし、時間的・気持ち的な余裕も必要だなーと思ったりもします。
また、知識は財産とよく言われますが、知識は防具にもなると思うんですよね。
自分の身は自分で守る。
発注する側もできる限り自分で調べたり、実際にうまくいっている人に聞いたり。「ただの知り合い」にではなく、「信頼できる人」に依頼をするようにしてほしいです。
ホームページはひとつの「手段」です。それをどう使うか。活かすも無駄にするも自分次第です。
要は、会社を訪問してくださったお客さまに対して「おもてなし」するのと同じように、
Webサイトを見に来てくれた人にもきちんと「おもてなし」をしたら良いのだと思います。
せっかく自分で更新できるように作ってあるのなら、ほんの少しの手間をかけて活かしていってほしいです。
(足りないのは文章を書く時間や能力だった...なんて話もよく聞きますが、そこはスタッフの誰かに時間を作ってもらって任せるか、外注で。。。)
画面の向こう側にいても相手は人です。
現実でよく質問されることや、必要そうな情報をきちんと載せておくこと。
直接会って説明するときよりもより詳しくわかりやすく親切に。
そうやってどんどん使いやすいサイトが増えてくれたら業界のイメージアップになるかな?
私は気になったらその場で何でもすぐに調べるので、個人的にも使いやすいサイトが増えるととても嬉しいです。