昨日は福山市の中小企業の経営者や役員の方が参加されている会へお邪魔してきました。
「経営を含めていろいろ社会勉強がしたい」というようなことを、私のお友達の中で一番忙しそうな方に伝えたら、この会をおすすめしていただいたので、無理を言って一緒に参加していただきました。
会の流れは、諸々の報告事項→オブザーバーの簡単な自己紹介→1人の方が体験談を発表→グループディスカッション(テーブル討論)。
今回、体験談を発表された方も5年前に創業塾に参加されていて、法人化してもうすぐ丸4年というところでしたが、節々に似たような境遇もあって、親近感を覚えながらも、うちの会社でもこれから似たような問題が生じることが容易に想像できたので、話を聞きながら一人重い空気を纏っていたんじゃないかと思います...
順調なときはいいんですけどね。
うまくいかないことが起きたときに浮き彫りになって、そのとき経営者の手腕が問われるのだろうと思っています。
(自分でハードル上げた気がする...
今回のグループディスカッションのテーマは「あなたが思う社員のためってなんですか?」というものでした。
他のグループからは
- 「お金(給料)」
- 「休み」
- 「一生安心して暮らせる退職金」
- 「やりがいを与える」
- 「次のステップに進むチャンスを与える」
- 「仕事のおもしろさ・喜びをわかってもらう」
などの意見が出ていました。
私は経営者2ヶ月目ということで、気を遣って発言の順番を飛ばされそうになったりしたので、外からは自分で思う以上に頼りなく見えるようです^^;
(経営についてはまだまだこれからなので間違ってはいません><)
私が答えたのは
「自分の職務を全うすること。」
言い換えると、このポジションでしかできないことをきちんとやること。
咄嗟に考えて言ったわりには、終わった後でよく考えてみてもズレてはいないような気がしています。
今の私にできるのは、適切な決断や外部との関わり、人事、仕事の采配だったり、あと、業務ではデザインをやっているので、それらを一生懸命やっていくことなのかな。と。
これは、先日の創業塾で教えていただいた「寒蝉枯木を抱き、鳴き尽くして頭を廻らさず」という言葉の意味にも通じているような気がしました。
検索したら講師の方のブログにたどり着いたのでそこから引用させていただくと、
"今頃生まれた蝉が枯れた木にとまって、一生懸命鳴いている様子を謳った句です。
「人間もこのように全ての環境を受け入れて、今やるべきことに専念しよう」という意味です。"
だそうです。
特にこの業界の諸行無常の激しさから考えても他の方がおっしゃるような「一生安心」という言葉は出せないし、私自身はやりがいやおもしろさは自分で見つけるもの、という認識でいます。
すべてはその人次第だったり、人生観だったり、あとは諸々結果論で、後からわかるものでしかないんじゃないかと。
もちろん彼らの幸せは願ってやみませんし、できることは日々やっていくつもりではいます。
また、一緒に参加してくださった方の発言が深かったです。
「影響力」という言葉を使われていましたが、自分が発言すること・存在することで生じる影響力で相手に気づきなどを与えていくことができれば...、というような内容でした。
(うまく伝えられずにごめんなさい。)
最初に配布されたタイムスケジュールを見たら「テーブル討論」と書いてあったので厳しい意見が飛び交うのかと思って少し構えていましたが、今回の地区のみなさんは優しい方ばかりで、否定的な意見を言う方はいらっしゃいませんでした。
「捨て台詞を吐いて辞めていく人もいる」という予備知識をいただいていただので尖った人たちはそういう感じなのかな?
たくさん地区はあるのでもう少し他の地区も見てみたくなりました。
ただ、最終的には地区はどこでも良くて、個人と個人と自分次第なのかな、という気もしています。
友達ができるといいなー。